LP Kenji Ikegami / Kannon

販売価格 4,400円(内税)
購入数

ペイパル|VISA,Mastercard,JCB,American Express,UnionPay,銀行

format : LP
label (country) : CROSSPOINT / 17853 Records(Japan)
cat no : KOKO-136 / RFLP-008
year : 2025
disc : New
sleeve : New
コンディション表記について

2025/3/14発売。Chee Shimizuプロデュースによるエクスペリメンタル尺八奏者KENJI IKEGAMIの最新作。Terry Rileyの精神を継承するチェロ奏者の瀬藤康嗣 a.k.a. Denca、アイヌの伝統楽器ムックリの奏者UtaEとの共演による長尺曲を2曲収録。幽玄なサウンドスケープを描く瀬藤康嗣とのA面、ムックリの響きがより深いところに連れて行ってくれるUtaEとのB面と、両面とも鬼メディテーティヴなアンビエント/ドローン作品。

Kannon



Raven




以下メーカー・インフォ
山に入り真竹を掘り出し、自ら制作した「地無し尺八」を吹くKENJI IKEGAMI。ブライアン・イーノの「Music For Airport」のように幾重にもレイヤーされた尺八のロング・トーン、テリー・ライリーの精神を継承するチェロ奏者、瀬藤康嗣の変幻自在な即興演奏が浮遊する近未来的ドローン・アンビエント「Kannon(観音)」。尺八が描くパースペクティブな音像に、UtaEが演奏するムックリのビブラートが太陽光線のごとく降り注ぐエスニック・アンビエント「Raven(渡鴉)」。虚無僧よりはじまる地無し尺八の歴史伝統に敬意を表しながら、あらたな息吹を吹き込むKENJI IKEGAMIの音楽は、太古と未来の時空を今に繋ぐ。(Chee Shimizu)

KANNON(観音)は、池上による尺八と、瀬藤康嗣による即興演奏を主体としたチェロのデュオ曲である。小川のせせらぎ、小鳥のさえずりのごとく静かに浮遊する鳴り物が竹林の風景を想起させるイントロダクションから、尺八のひと吹きがはじまる。尺八のロングトーンは残響を伴いながら積層され、ドローンを形成する。インスピレーションを得たチェロは奔放に旋律を重ね合わせていく。ふたつの楽器の音色と旋律は相反することなく、不思議な音像を描きながら静かに頂点へと向かい、やがてふたたび、静謐な竹林へ同化していく。
RAVENは、2021年に東京のおおばキャンオプ村で開催されたフェスティバル<Oneness Gathering>でのライブ・レコーディング音源である。アイヌの伝統民族楽器であるムックリを演奏するUtaEと、池上の尺八とのデュオ、すなわち、竹と竹の共演である。尺八の音色が持つ特有のふるえを随所に効かせながら、パースペクティブな音像を描いていく尺八のアンビエンス。その中央でムックリの奏でるビブラート音が太陽光線の如く降り注ぐ。

  • twitter
  • instagram